松阪木質バイオマス熱利用協同組合

地球温暖化と資源問題への一つの解答
間伐材から再生可能エネルギーを作る
バイオマス事業に参画

間伐材の有効活用


Co2のでない油田」ともいわれる三重の森林。

近年、手入れ(間伐)がされず日光が遮られていたり、間伐材が放置されたままの森林は地元松阪周辺でも多数の箇所で見受けられ、環境保全の観点から問題視されてきました。地元企業として地域の皆様が抱える課題を解決をするため、間伐材をはじめ、製材端材や樹皮、原木市場残材等を破砕し、木質チップに加工する「松阪木質バイオマス熱利用協同組合」に設立参画し、資源の有効活用に取り組んできました。

事業の目的

  • 地球温暖化防止
  • 森林管理
  • 木材業の活性化

バイオマスの熱利用

辻製油は、搾油や抽出の際に発生する副産物を、堆肥化して農家へ還元したり、飼料・肥料に活用することで、循環システムの構築を図っています。すべてを資源として有効活用し、地域活性化と地域社会への貢献に取り組んでいます。平成21年には「松阪木質バイオマス熱利用協同組合」のバイオマスボイラー工場が完成。チップ化された木材を燃やし、発生した蒸気を辻製油の食用油製造工場へと供給することで、石油換算で年間9,000KL削減。さらにCO2の発生を23,000トン抑えることができました。

<平成21年度 食品産業CO2削減大賞受賞>
主催/日本総合研究所


導入後も改善を続け、現在では食用油製造工場にて発生した余熱を再利用してお湯を作り、隣接しているうれし野アグリ株式会社のトマト栽培用ビニールハウスの暖房を代替。エネルギーの完全利用を目指し、さらなる資源活用に努めています。

空白区切り



空白区切り

辻製油の取り組み事業