製品化には困難が伴うからこそ、やりがいも達成感も感じられる。 Vol.7 梅本 善明 2010年入社 製油事業本部 油脂研究グループ 製品化には困難が伴うからこそ、やりがいも達成感も感じられる。 Vol.7 梅本 善明 2010年入社 製油事業本部 油脂研究グループ

食品素材の開発を通して
社会に貢献できる。

大学では水産資源の利用に関する研究に取り組み、未利用の海藻などを微生物や酵素などを活用して、エネルギーや健康食品などに変換する方法を探っていました。従って、油脂に関しては全く取り扱っていませんでした。そんな私が辻製油を知ったのは大学の先生からの紹介がきっかけです。正直に言えば、それまで会社名を聞いたことはありませんでした。しかし、調べてみると天然の乳化剤として知られるレシチンを製造する世界有数のメーカーであり、コーン油搾油量は国内No.1。知名度こそありませんが研究開発に力を入れてナンバーワンやオンリーワンの技術を持っており、社会的意義の大きな仕事のできる会社だと思い入社を決めました。入社当初は製油だけでなく、ペプチド等の機能性素材の開発検討も担当しましたが、現在は油脂関連の研究に特化し、様々な機能の付加や、食用油脂が生成される過程で発生する副産物の活用方法を検討しています。

多岐にわたる素材から
世の中に役立つ製品を
生み出したい。

新製品の開発は、主にお客様のご依頼や会社内部の提案からスタートします。多くの場合、製品化への道のりは険しく、たとえ研究室でつくることができたとしても、それを量産化に向けた規模で再現しようとした場合、様々な課題が発生し思い通りにならないこともあります。私はこれまでに幾つもの製品開発テーマに取り組んできましたが、実際に製品化されたのはそのうちの一握りです。ただ、様々な課題に取り組むなかで得た経験は、その後の新しい開発テーマに取り組むなかでプラスに働くこともあります。これまでに製品化した代表的な製品はトランス脂肪酸フリーのオイル。お中元やお歳暮などのギフト商材として好評です。今後、さらにより多くの開発テーマと出会い、より多くのお客様に購入して頂けるような商品を開発していきたいです。

1日のスケジュール

7:40
出社
メールチェック。前日に使用した器具の片付けなど。
8:00
開発のための装置、器具をセッティング。
成分分析をしながら打ち合せ資料や報告書を作成。
12:00
メンバーとともに昼食。
デリバリー、コンビニ、手づくりなど食べるものはそれぞれ。
13:00
定期的に開催する生産部と営業部を含めたミーティング「製販会議」に参加。
研究開発のメンバーだけで行う会議も。
15:00
午前中の開発・分析の続き。
メンバーと進捗の共有、打ち合わせ。
19:00
退社。
定時は 17:00 だが、目標の開発期限もあるので、少し残業して開発検討を行うことも。

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